小さい頃に植えつけられた劣等感
小さい頃に劣等感が植えつけられると、それが社会不安障害の原因になることがあります。
人前に出ると緊張するという症状は、幼児期から小学生くらいまでの体験が大きく関係していることが多いです。
例えば、常に優秀な兄と比較されて育てられたり、同級生の成績の良い子と比べられてきたりすると、心の底に劣等感が植えつけられてしまいます。そして、成長してから人前に出たりすると、負けてはいけないという気持ちを人一倍強く感じてしまい、緊張を招くことになります。
強い緊張により、顔が赤くなったり(赤面恐怖症)、頭のなかが真っ白になって喋れなくなってしまったり(スピーチ恐怖症)します。
これは成長してから成功した人にもみられる傾向で、むしろ、そういう昔の劣等感をバネに頑張ってきた方に多くみられます。かつての劣等感が突然、強い緊張となって現れてしまうのです。
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