不安をコントロールする

　不安障害はすぐに”治す”ことはできません。不安障害の人が感じる病的な不安は、”コントロール”していくことが大切です。

　不安を感じることがあっても、生活に著しい支障がなければいいのです。
　そのためには、これ以上無理をしたらダメだと限界を知ることが大切ですし、「まあなんとかなる」と割り切ることも時には必要です。

　不安をコントロールするためのポイントは次のとおりです。

• 不安障害という病気をよく知り、自分がどういう状況なのか客観的に把握する。
• 不安を抑えるためにはどうしたらいいのか知っておく。

　具体的には次のようなことを実践していきましょう。

• 抗不安薬の使い方を正しく理解する。
• 精神療法で不安に対する考え方を改める。
• 自律訓練法や筋弛緩法で上手に不安に対処する。

　医師と相談しながら不安をコントロールできるようになりましょう。