不安障害の克服

　突然人と話すのが怖くなったり、仕事が怖くなったりする現象、私も名前だけ知っていた不安障害というものにかかってしまいました。

　生活にも支障をきたすようになったので、何とか克服したいと思い、精神科や心療内科なども受診しましたが、結局のところは薬を処方されるだけでした。

　処方された薬を飲むと不安な心は静まりますが、薬効が切れてしまうと元に戻ってしまいます。薬を飲むと治るという実感が得られず、このままずっと薬を飲み続けることが本当にいいのかと考え、自分なりに情報を集めて治療方法を探しました。

　その中でカウンセリングを中心とした治療方法があると知り、受診をしてみました。今まではカウンセリングは受けたことはありますが、結局最後は薬を処方されます。

　今までとは違う内容であることを願っていましたが、それは当たっていました。カウンセリングが全ての患者に合っているとは思いませんが、少なくとも私には合っていました。

　色々な治療が施されましたが、その中でも強く言われたのが、絶対に克服するという気持ちを持ち続けることが大事と言われました。その気持ちが無くなってしまえば、どんな治療をしても無理とのことです。

　今思えば、もしかしたら、薬による治療もとても意味があったのだと思います。薬で症状を抑えたからこそ、カウンセリングを落ち着いて受けられたのだと思います。そして、治療も大切ですが、まずは、絶対に克服すると言う強い気持ちを植えつけられたことが克服できた一番の要因だと感じています。