社会不安障害と間違いやすい病気

社会不安障害と間違いやすい病気

 社会不安障害と間違いやすい病気を紹介します。精神疾患の中には社会不安障害と似たような症状を示す病気があります。正しい診断のためには違いをはっきりさせることが大切です。

 

うつ病

 うつ病は抑うつ気分や意欲・興味の低下が特徴的な病気です。
 人前に出るのが困難という症状が社会不安障害と似ています。
 うつ病は抑うつ気分が強くなると人前に出るのが困難になるのに対し、社会不安障害は抑うつ気分とは無関係で人前に出るのが困難です。

 

統合失調症

 統合失調症は幻聴や妄想が特徴的な病気です。
 人と接するときに過度に緊張するという症状が社会不安障害と似ています。
 統合失調症は過度の緊張で本人の自覚に乏しいのに対し、社会不安障害は過度に緊張している自覚があります。

 

パニック障害

 パニック障害とは突然の強い不安や緊張により、動悸や息切れ、発汗、不快感などの身体症状を起こす病気です。
 激しい動悸や発汗、赤面などという症状が社会不安障害と似ています。
 パニック障害は時と場所を選ばず突然症状が現れるのに対し、社会不安障害は場面が特定されていることがほとんどです。

 

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