社会不安障害の診断を受けるタイミング

　社会不安障害は自分では気づきにくい病気です。どんなタイミングで専門医の診断を受けたほうがよいでしょうか。

　緊張や不安は誰にでもあるもので、どこまでが正常でどこからが異常かが判断がつきにくいものです。そのためか、専門医に診断してもらうのに二の足を踏んでしまう人も多くいます。

　社会不安障害を自覚している人の中には、仕事の仕方や日常生活の送り方を工夫して、症状が現れる場面がほとんどないという人もいるかもしれません。また、社会不安障害の正しい知識を持っていて、上手に症状をコントロールし、日常生活に支障がないという人もいるでしょう。こういった人たちは、社会不安障害の症状がみられても、必ずしも病院で診断を受ける必要はないといえます。

　その一方、人前で話せない、電話に出れない、人前で字を書けない、手が震える、人前で食事ができないなどの症状で、日常生活に支障をきたしている人はとても多いです。

日常生活に支障がでていれば診断を受けましょう

　不安や緊張によって日常生活に支障をきたしている人は専門医での診断をおすすめします。社会不安障害と診断され、正しい治療を受けることで回復が望めます。

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