パニック障害の相談窓口
パニック障害かと思ったら専門医を受診しましょう。パニック障害の相談窓口について紹介します。
パニック障害は精神疾患の一つなので、精神科(神経科、精神神経科)を受診するのが一番です。精神科はうつ病や統合失調症などの精神系全般を治療します。
心療内科でも精神科や神経科を併記しているところでは、精神科の医師がいるので受診してもいいでしょう。心療内科は心理的な要因からおこる体の病気(心身症)が専門の診療科です。十二指腸潰瘍や過敏性腸症候群、片頭痛などがあります。
神経内科は心の病気ではなく、脳や神経の器質的な病気を扱うところです。パニック障害は診てくれません。
良い病院・良い医師を探すポイント
パニック障害の方は精神科などを受診しましょう。精神科を開設している病院やクリニックは多くありますが、その中でも自分にあった良い病院を探すポイントを列挙します。
【良い病院を探すポイント】
- 通院がしやすい場所にある。
- 院内が明るく清潔である。
- 医師が質問にていねいに答えてくれる。
- 電話の応対がていねいである。
- 受付、スタッフが親切である。
- 処方する薬の説明をていねいにしてくれる。
- 地域の評判が良い。
パニック障害の治療で最も大切なのは、良い医師との出会いです。良い医師を探すポイントを紹介します。
【良い医師を探すポイント】
- パニック障害に精通していること。
- じっくり話を聴いてくれる。
- 心と体、両方をトータルで診てくれる。
- 治療方針をきちんと説明してくれる。
- 話しやすい。
- 適切に薬を出す。必要以上に薬を出し過ぎない。
これらを踏まえて信頼できる医師を選びましょう。転院の繰り返しは考えものですが、良くないと思っている医師なのに無理して通院していては、通院が苦痛になってしまいます。治療も前向きにできないでしょう。
医師だけではなく、受付や看護師の感じがよいかもチェックするとよいでしょう。
転院するときのポイント
医師との相性もありますので、治療を続けていくうちにどうしても合わないこともありえると思います。
転院を決意したら、今一度、周りの人の評判やインターネット、本や雑誌などから情報を集めましょう。そして、それぞれ治療方針や診療内容を比べてみましょう。
それでも見つからない場合は、保健所や精神保健福祉センター、かかりつけ医などに相談してみましょう。
自分が納得できる病院が見つかったら、できれば紹介状を書いてもらいましょう。そうすると、それまでの経緯がわかり、スムーズに移行できます。
しかし、あちこち転院するのは、落ち着いて治療ができず、治りも遅くなるので、オススメできません。
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